江戸期の和綴じ本
京都の「三密堂」書店で購入した江戸期の和綴じ本です。
源信という平安期の僧の「往生要集」を図入りで写したもの。
往生要集とは、日本への浄土教の展開の上で大きな役割を果たした書物で地獄の恐ろしげな様子が事細かに描かれています。
死んだ後、往生しないとこんなにひどい目にあうぞ、ということが描かれているのですが、その想像力、表現力たるやすごい。
人間の欲望の醜さをそのまま描いたような筆致。
そしてそのような地獄にいかないために、という方法が説かれるのです。
生と死を考える上で、こうした伝統は案外大事な役割を果たすのではないでしょうかね。
梅原猛さんの『地獄の思想』を引っ張り出してきて再読してみようかと思っています。
















