対談講座 日記:4月4日
先週末、4月2日(土)に朝日カルチャーセンター新宿にて加藤秀一先生(明治学院大学教授)と対談講座を行いました。
テーマは「幸せってなに?」。漠然としたタイトルではありますが、50名近い方が聴講してくださいました。加藤先生は社会学、とくにジェンダー論などをご専門にされています。
昨年書店に並んでいた『<恋愛結婚>は何をもたらしたか』(ちくま新書)をたまたま手にした僕は、あまりの面白さに一気に読了、朝日カルチャーの場でご一緒できないかとすぐさま担当さんに電話して加藤先生に連絡をしていただきました。
仕事柄「恋愛」や「結婚」というテーマは、僕には重要なテーマです。「どうしたらいい恋ができますか」とか「恋をつかむには」といったことをテーマに記事を書いたりします。そこには、恋愛や結婚にたいしての疑問がさしはさまれることはほとんどありません。
しかし、一方でヨーロッパでは「恋愛は12世紀の発明品」だということがよく知られています。え?どういうこと?と思われるかもしれませんね。確かに、男女が、あるいは同性が親密な、あるいは性的な感情をもって関係をもつことははるか昔からあるわけですが、そこに与えられる意味合いは時代時代によって大きく変わってきます。
とくに「恋愛結婚」という概念が、国家の成員の再生産に利用されて(あるいはそのために作り上げられた)きた経緯をこの新書は、鮮やかに解き明かしています。そこには、意外なことに「優生学」の思想が入り込んでいたのでした。
占いは、現代社会においては、二つの役割を果たせると思っています。先生とは、「占い」というメデイアで展開されてきた「恋愛」のイメージ、フェミニズムと占いの共通性、欧米のスピリチュアル・フェミニズムの状況などについてお話をさせていただきました。ひとつは、占いというちょっと「非常識」な視点からものを見ることによって、今の「当たり前」だと思われていることを、相対化すること。
でも、その一方ではなく、何かの提言をしてゆくこと。矛盾するかもしれませんが、その両方が大事だと思うのです。
そうそう、加藤先生、とってもスマートで素敵な方でした。ここにあげたのは、先生の新書と、論文集『性現象論』(勁草書房)です。よかったらぜひ。また僕の『鏡リュウジの魔女入門』(柏書房)とあわせて読んでいただくと参考になると思いますよ。女性と魔法と、そして社会のなかでの活動と。難しいけれど、みんなつながっています。
















