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September 16, 2005

9月15日 ギュスターヴ・モロー展

今日は、ベルシステム、説話社の方と月に一度のミーテイング。
「ソウルフル・タロット」のサイトなどについて
報告を受けました。これからのことなどについても意見交換。いつもお世話になっています。
またまた面白い内容になりそうですよ!

そのあと、一人で東急文化村で開催されている
「ギュスターヴ・モロー展」へ。

gustav
モローは世紀末の象徴主義を代表する画家で
僕のお気に入りの一人。有名な「サロメ」「プロメテウス」「オイデイプスとスフィンクス」など
聖書や神話から題材をとった幻想的な絵画を堪能しました。

どういうものが趣味なのですか、とよく聞かれるのですが、どうしてもこういう、どこか占星術や元型的心理学と相性のいいものに目が行ってしまうのですよ。
しっかり図録も買いましたが、美術展の図録って本当にお買い得です。
フルカラーでしっかりとした解説もついていて
これで2500円ですって。普通の書籍なら絶対に無理な価格ですよ。
美術展にいったら図録は買うべし、だと思います。

そうそう、モローは牡羊座。
見えないものを見る直感タイプですが
太陽は海王星とスクエア、月はおそらく魚座であり
幻想的な世界に強い親和性があったのでしょう。

その後、渋谷の大書店で買ったのがこれ、
shaman 『シャーマニズムと想像力』グローリア・フラハティ著
野村美紀子訳 工作舎刊。

まだまったく読んでいないのですが
なんでも18世紀に西欧社会に紹介されはじめた
「未開」社会のシャーマニズム(霊を扱う技術、あるいはエクスタシーの技術)が、モーツアルトやゲーテなどに与えた影響を分析しているんですって。

西洋文化のメインストリームと考えられているこれらの芸術作品のなかに、こっそりと強烈な「異文化」がすべりこんでいるとしたら。想像するだにスリリングです。
冒頭にはこんな言葉があります。

「18世紀はオカルトと深くかかわりあっていたのだから、いつまでもこの時代をもっぱら合理主義、人文主義、科学的決定論、古典主義とのみ結び付けておくわけには行かない。非合理主義、超自然的な力への信仰、有機体説、ロマン主義が18世紀を通じてたえず認められる。純粋に合理的な性質の啓蒙にとどまった人々と、自然の暗黒面と蔑称されたものをも真剣に考慮した人々との葛藤こそ、西欧の知識の進み方の特色をなすものである。その容赦ない緊張が、人間の思考の革命的変化を促し、その後の世界のありように影響を与えてゆく」

この言葉には感激しました。占いやオカルトとかかわるときの魅惑と居心地の悪さの葛藤こそ、もしかしたら「知性」にたいしての本質的なダイナモになっているのかもしれない、などと思っています。
そして、その無意識的なるものが、フリーメーソンリー、薔薇十字主義やヘルメス学など伝統的な西洋のシンボリズムや思想だけではなく、当時最先端の民族学的知識だったシベリアやアジアのシャーマニズムだったとしたら!!
興奮してしまいます。

ああ、もう遅いですね。
今日は寝ます。AM3時30分・・・。

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |