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September 14, 2005

9月13日 タロット百科事典

タロット愛好家ならだれしも知っている
『タロット百科事典』の4巻が出ました。

tarothyakka
この事典シリーズの著者はアメリカ最大のトランプ・タロットメーカーにして商社のUSゲームズ社長、スチュアート・キャプラン氏。
コレクター、研究家として知られるキャプラン氏の世界が一望できるこの百科のシリーズは、タロティストにとってのバイブルでもあります。4巻目はJean Huetsなる人物との共著。

1巻目はタロットの世界を概観、2巻目では歴史的なタロットの起源をたどり、ルネサンス期のタロットの世界を詳細に紹介しています。3巻目では、タロットとしてもっとも普及しているウエイト=スミス版の背景を詳述するなど各巻に特色があるのですが、

待望の4巻で驚かされるのは、アジア、とりわけ日本産のタロットが大量に紹介されていることです。

マンガやアニメのキャラをいかしたタロットがたくさん紹介されていて、僕も知らなかったものがいくつもありました。また、20世紀末からインターネットのサイトの中だけで存在するタロットが増えているのですがそうしたものも紹介されていて、マニアにはたまらないものですね。本当は僕の「はじめてのタロット」や「ソウルフル・タロット」も収録してほしかったんですが
残念ながら本の編集締め切りには間に合いませんでした。僕の監修のタロットで紹介されているのは一種類だけですね。

そうそう、この本の裏話もちょっと。
実はキャプラン氏とアメリカのタロット学会でお会いしたときに頼まれて、日本のタロットのいくつかをお送りしました。そのときに日本語のタイトルを英語にしたりちょっとしたお手伝いもしています。謝辞の一つも入っているのかなとおもったら、見あたらなくてちょっと残念。でもこれをみると日本のmangaカルチャーがアメリカでウケていることがよくわかりますね。実際、日本製のタロットは流通していない関係もあって、ネットオークションではマニアの間で高値で取引されている現状もあるんですよ。

Posted by 鏡リュウジ  書籍・雑誌 |