9月22日 忙しいときほど本が…
忙しいときほど、ついつい本を買ってしまうのです。
届いたのは、![]()
Joscelyn Godwin "The Pagan Dream of the Renaissance"
Malcolm Mull "The Mirror of the Gods How Renaissance Artists Rediscovered the Pagan Gods"
の2冊。
ともにイタリアルネサンスの時代に
ギリシャ、ローマの神々が芸術の世界でいかに
復興してきたかを書いている本です。
ジョスリン・ゴドウインといえば日本の読者には、ベストセラーになった『天使の世界』(青土社)の著者として知られています。音楽と神秘主義との関係についての専門家。
もちろんまだ通読はしていませんが、僕にとってとくに興味をひかれるセクションは、『マンテーニャのタロッキ』を扱った部分です。
有名な版画家のマンテーニャが描いたとかつて誤解されていたこのカードは50枚からなる一連の寓意画集。何のために用いられたかは不明です。1の「物乞い」にはじまり50の「宇宙の第一の原因」(つまり神です)にいたる、存在の大いなる連鎖が描かれていて、
一種の教育用のゲームとして扱われていたと考えられています。
このデッキは50枚が5つのシリーズに分けられています。
1:人間の状態
物乞いから教皇まで
2:ムーサたち
3:人文諸科学
4:美徳
時、節制、など
5:太陽系の惑星
つまり、当時知られていた存在の階層がすべて
描かれているわけですね。たとえば図版はこちらを参照。http://www.wopc.co.uk/italy/mantegna.html
いまでは復刻版もでているはずです。
僕の『タロット こころの図像学』でも紹介しましたが、このタロッキの詳細な解釈についてはいまだ定説はありません。
しかし、これがきわめて神学的、知的なゲームとして用いられていたことは確かでしょう。ゴドウインは、このころ、『使徒たちとわれらが主のゲーム』『7つの徳のゲーム』『惑星のゲーム』など、宇宙のモデルをそのままゲームにしている例があったことを紹介しています。これは僕も知らなかったこと。
図版も多くて、楽しめる本です。
またブルの本は、ルネサンスの時代に巨匠たちがいかにして
神々を再生させていったかを書いています。
これもまだ読んではいませんが、ヴィーナス、ヴァルカンなど
神々のキャラクター別に解説されているようなので、占星術をやっている僕には使いでがあると思います。
カラーの図版もはいっていて、有名なフェラーラのスキファノイア宮殿の
占星術フレスコ画も事細かに見ることができるのがうれしい。
しかし、こんなの読み出したら仕事にならんよーー
















