11月9日 consider、星とともに
占星術や元型的心理学にかぶれると、なんでも
語源にさかのぼって考えるクセがついてしまうのです。
いわば洋風の「コトダマ」。
語源にたちかえると、それまで無味乾燥に思えた言葉でも、突然、好きになるものがあります。
今回、FRaUの時計についてのエッセイで書いた
hourという単語もそうなのだけれど
そのルーツがわかると突然いとおしくなるものもあるのですよ。
(その理由はフラウ誌を読むようにね、と宣伝。さて、なぜ英語でアワーと読むのに、hがついているのか。答えは雑誌のなかに)
ここで、ぜひぜひ、みなさんに知っていただきたい
単語はconsider。
受験生のみなさん、あるいは学校を離れて
しばらくたつみなさん、すぐに辞書をひいてみて。
これは「熟考する」という動詞です。
で、この単語は、二つのパーツからなっています。
ひとつはcon。もうひとつはsiderです。
conにはさまざまな意味がありますが、ここはwith。「と、ともに」
です。
そしてsiderはもともと「星」の意味なのです。
(占星術ファンのみなさんにはサイドリアル・タイムだとか
サイドリアル・ゾデイアック、という言葉を思い出してください)
つまり、熟考するとは、星とともに、という意味なのですね。
どうです、占星術ファンならなんだか心にジーンときませんか。
それは文字通りの「星」でなくてもかまわないと思うのです。
ただ、僕たちの目の前の現象だけではなく、その背後にある
何かをイメージしながら思いをめぐらせていくこと。
これがもともとのconsiderなのではないでしょうか。
僕は、いわゆる「星占い」を通して、こんな感覚を伝えていきたい、と思っています。
Posted by 鏡リュウジ 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
















