1月7日 ダヴィンチ・ブーム
ベストセラーの「ダヴィンチ・コード」はもうお読みになりましたか?
今年は映画も公開されますね。
テレビでも、CMが流れ始めました。楽しみ!!
フランスの小さな田舎、レンヌ・シャトーから出てきた
人類の財宝とは何か、をめぐるミステリー。
聖杯伝説、隠された女神崇拝、秘密組織などなど、
もう興奮するアイテムがいっぱい!
この小説のネタもととなったのは
マイケル・ベイジェントやリチャード・リーらが出した
問題作『レンヌ・ル・シャトーの謎』(Holy Blood Holy Grail)という歴史書なのですが、
著者の一人のマイケル・ベイジェントは実は占星術の研究者としても知られています。
たとえば
From the Omens of Babylon: Astrology and Ancient Mesopotamia
というバビロニア占星術の歴史への平易な入門書もものにしていますし
また、20世紀の英国占星術を代表する、故チャールズ・ハーヴェイ氏らと
共著で出したマンダン占星術(国家レベルの出来事を予測する占星術)の本は
いまや古典となっています。
もっとも、死海文書研究から端を発した「もうひとつのキリスト教史」への該博な知識のほうがどうしても目立ってしまうのですが
しかし、このようなコントラバーシャルな知識人が
占星術の実践にも好意的であるというのは
なかなか日本では考えにくいことだと思います。
ダヴィンチ・コードを面白がっている諸兄には、
そのネタ本の著者が実は占星術実践者でもあるということを
知っておいて欲しいと思うのは、あつかましいでしょうかね。
さてさて、その世界的なダヴィンチ・ブームにあやかって
「ダヴィンチ・エニグマ・タロット」も登場。
著者というか企画者は、これまた魔術やケルトの神秘の世界研究では
知らぬもののいないケイトリン・マシューズさん。
ご主人のジョン・マシューズ氏とともに、アーサー王関連、ケルト関連を中心に
驚くべき数の著作をものにされています。
代表作のThe Western Wayは、西洋のネイテイブな魔法(ケルトなど)と
いわゆる高等魔術(ヘルメス思想、カバラなど)を内向きの道、外向きの道と
整理して統合しようとした力作であり、現代においての魔法の学徒にとっての
標準的なテキストのひとつとなっています。
僕も以前、イギリスはオックスフォードのご自宅にまで押しかけて
お話をうかがったことが。また、ジョン・マシューズ氏とは
ロンドンで現代的なアーサー王劇を鑑賞させていただいたことも
今ではいい思い出です。
で、この作品。ダヴィンチの素描をタロットにみたてるという実にユニークな試みとなっています。
ブームに乗ってあわてて作ったものかとおもいきや、
構成はよく考えられていてさすが、経験の深い著者によるもの。
実占で使うにはどうかと思いますが、観賞用としても、
インスピレーションを得るにもいい作品だと感嘆しています。
さすがだなあ・・・。
そうそう、いいご報告が。
タロットといえば池田晶子さんとの共作「ダヤンのタロット」も
出版してすぐに重版のお知らせが。
みなさま、どうもありがとう。
又長くなってしまいました。
ではでは、おやすみなさい・・・。
















