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August 17, 2006

8月17日 惑星の定義

昨日、いくつかの新聞社から電話取材が相次ぎました。
国際天文学連合が「惑星」の定義を変える、
そこで太陽系で惑星とみなされる天体が増えることになるが
占星術には影響があるのか、という問い合わせでした。

占星術では、天文学では恒星である太陽、地球の衛星である月も
「惑星」としています。
もともとPlanetとは「さまよう星」という意味で、
星座を形成している星たち(恒星)の間を縫って動く天体のことを
指していたわけです。これはいわゆる7つの天体でした。
天王星の発見は、しかし、伝統的な宇宙論を打ち壊し
人類に新しい宇宙像を見せることになりました。
そこから占星術は大きく変化していきます。

現在ではカイロンという彗星のような星も、あるいは何万もある
小惑星もホロスコープに書き込む人もいれば、
伝統的な7惑星だけで十分だという人もいます。
天文学の発展の速度に占星術の解釈がおいついていない、
というのが実情でしょう。
コンセンサスはとれそうもありません。
あちこちでいっていることですが占星術は精密科学ではなく
アートであって解釈体系なので
人によって立場が違ってくるのは当然です。
astrologyというよりもastrologiesと複数形でいうほうが
正確だというのが僕の意見。

しかし、いずれにしても天文学の発展は僕たちに太陽系や宇宙の
新しい姿を見せてくれるわけで、
そのイメージがフレッシュなインスピレーションを与えてくれるのは確か。
そこから豊かな洞察が生まれてくることは間違いありません。
今後もニュースからは目をはなせそうもありませんね。

なお、今回のニュースはこちらを参照。
http://www.asahi.com/science/news/TKY200608160317.html

Posted by 鏡リュウジ   |