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July 25, 2007

7月25日 ハリーポッターと水星の魔法

ハリー・ポッターの最終巻がついに発売になりましたね。
実践魔術の世界やオカルトの世界とはちょっと違うけれど
ファンタジー作品として僕はハリーは大好き。
まだ英語版は読んでいないのですが、うーむ、楽しみ。

で、たまには占星術家らしいところで
ハリー・ポッターシリーズの作者、J.K.ローリングの
チャートをざっくり拝見。

1965年7月31日英国ブリストル生まれ。時刻は不明です。
チャートを読み出すときりがないのですが、ここで伝統的に
「魔法」と「文学」の天体である水星に注目。

水星は乙女座の0度に位置していて自分の力を強めていますね。
(乙女座は水星が支配)
さらにこの度数は恒星レグルス、獅子の心臓と合です。
レグルスは栄光や成功を暗示するといいますから水星とレグルスの合は
文章による成功なのかもしれません。占星術家ヴィヴィアン・ロブソンも
fameといったキーワードを水星とレグルスの合にあてています。

そして興味深いのはローリングが生まれた翌日に水星は逆行を始めること。
つまりローリングは、水星が動きを止める、「留」のときに生まれているのです。
天体の留は独特の働きをします。イメージとしては動きの遅い炎の上で手を
じっとかざしているような状態でしょうか。
ローリングの水星はさらにメジャーなアスペクトをとっておらず、
二重、三重、あるいは四重に心理占星術的には特徴的な配置となっているのです。

では、彼女の人生のなかで水星の動きに注目するとどうなるでしょう。
プログレスという、生まれてからの1日を実際の1年とみる方法を使ってみます。
彼女が生まれてすぐに水星は逆行に移ります。
コミュニケーションや知性の水星が逆行しているということは、
自分の知性が内面に向いていっていると解釈していいでしょう。
水星、つまりヘルメスは「魂の導き手」としての元型的イメージがあります。
それまでローリングは20年以上も文学に親しんだり
母親のつらい闘病生活に立ち会ったり、プライベートなことがあったり
外的な世界では華やかとは言いがたい生活をしていたようなのですが
しかし、その間、内的世界は水星の逆行によって実に豊かに何かが
発酵していたのではないでしょうか。そして、
プログレスの水星が順行に移るのは1990年。
このとき、何があったのか?

ローリングの公式ホームページを参照すると、なんとこの年に
ローリングは列車で移動中に(水星は交通の神です!)
ハリーのヴィジョンが浮かんだのだとのこと。
つまり内面へと導いていた水星が方向転換をするときに
ハリーがこの世に召喚された、というシンクロニシテイが
起こっているわけですね。

さらに、「恋愛月占術」でも使用している進行の月は、このとき
太陽に合、そして新月を形成。
水星が順行への合となるのは獅子座17度、出生時の海王星(夢と幻想の天体)と
90度、さらにトランジットの冥王星も蠍座16度あたりで水星や海王星と強力に組んで
魔法の力を注ぎ込んでいるのがわかります。

水星というふだんはあまり重視されない天体が
魔法をこの世界に持ち込むということがわかります。
さてさて08年に向けて進行の水星は金星と合に。ハリーには
どんなことが起こるのでしょうか?


Suisei_3

図は内円がローリングの出生図。

外円がセカンダリー・プログレッションで
水星が順行に戻ったとき。年譜では6月晩に
ハリーのヴィジョンが見えた、とあるが正確に順行に
戻るのは10月。しかし、十分に許容度内であり
月が水星に接近、トランジットの冥王星が
水星を刺激しているのがわかる。闇の王(蠍座冥王星、海王星)と

明るい少年魔法使い(獅子座の水星)という
モチーフが表れていることにも注目。

Posted by 鏡リュウジ   |

July 24, 2007

7月24日 河合隼雄先生のこと

みなさんもご存知のことと思いますが
文化庁長官であり、また日本にユング心理学を普及させた
第一人者の
河合隼雄先生が逝去なさいました。

昨年から病床に臥せっておられたのですが
ついにもうひとつの世界へと旅立たれたのでした。

河合先生といえば、日本に臨床心理士の制度を
つくることにご尽力され、またユング心理学を普及させたことに
とどまらず、仏教や日本文化にたいして独自の視点で分析された
ことで広く知られています。

京都新聞から求められた追悼記事でのコメントでは
「合理と非合理のあわいを生きた、僕にとってはヒーローのような
方でした」といったことを述べましたが、まさにそのとおりでした。

昨年、河合先生と茂木健一郎さんとの対談講座を聞きにいったおり、
「よかったらこれからご飯でも」と誘っていただいたのですが
あいにくそのとき、うちに来客がある予定だったので
ごいっしょできなかったのが本当に悔やまれます。

河合先生のチャートを見ると、ソーラーアークの冥王星が
出生の太陽とちょうどスクエア。無意識の深みへと
今度は河合先生は旅立たれたように思います。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

Posted by 鏡リュウジ   |

July 18, 2007

7月18日 ハワイにごいっしょしませんか?

フランスから無事に帰りました。
その直後、天気の悪い中、講座に遠くから
足を運んでくださった方、またサイン会に来てくださった方、
ありがとうござました。
たくさんのみなさんに応援していただいているんだと
実感しました。
これからもがんばらなくては。

というわけで、実はいま、ハワイツアーに参加してくださる方を
募集中なのです。
ハワイのスピリットに触れる旅にするつもりで
いろいろ企画を考えています。
普通の格安航空券のツアーに比べるとちょっとお値段は張るのですが
ハワイ島、オアフ島ふたつとも楽しめますし
またパーテイにも参加できたり、ハワイ初心者にはかえって
お得だという噂も。もちろん、リピーターの方にも集中的にスポットを効率よく
回れるということでお楽しみもあるはず。
レイトサマーの旅行計画としていかが。
詳細はこちら。

http://bless-inc.com/kagami-hawaii/


などといいつつ、地震の被害にあわれた方には
本当にお見舞い申し上げます。
地震国のこの国に住む以上、人事ではありませんからね。
いますぐに、幸いにも今回は被害にあわなかったみなさんも耐震の工夫に水や食料の備蓄、すぐにもう一度チェックしましょうね。

Posted by 鏡リュウジ   |

July 12, 2007

7月12日 ボルドー取材

ボルドー取材も大詰めです ブドウが大事に育てられている様子をこの目でみるとほんとうにワインは大事にいただかなければと思いますね。

Budou

さて帰国後 15日の日曜には池袋コミニュティカレッジで水星についての講座をします。 ふだん軽く扱われがちなこの天体ですがしかしヘルメスといえば偉大な変容の神。ぜひいらしてください。

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July 09, 2007

7月9日 ボルドー初日

かつて巨大な倉庫だった古い建物がいまでは現代美術館に。
併設されたレストランでランチ中です。 あたりまえのように昼間から赤ワインがでてくるのがさすが!

Lunch

Posted by 鏡リュウジ   |

July 06, 2007

7月6日 「神の雫」をもとめて?

七夕ですね。
星に願いを、の日。うちのマンションのロビーにも
大きな笹が用意されて、子供たちが思い思いに
願い事を短冊に書いています。
みなさんはどんなお願い事をしますか?

さて、フランスに行ってまいります。
なんと、ボルドーでワインのシャトーめぐり!!
おいしいーーワインを取材するという企画です。
うらやましいでしょ??笑
「神の雫」に出会えることはできるでしょうか?

そして帰国後すぐに『占い脳でかしこく生きる』刊行記念の
サイン会があります。
詳細はこちら。
ぜひ、お会いしましょうね。

[日時] 7月16日(月・祝日) 16時から
[会場] オリオン書房ノルテ店 ラウンジ 
   JR立川駅、多摩都市モノレール パークアベニュー3F 
[人数] 先着50人
[入場料] 500円
[サインをする本] 『「占い脳」でかしこく生きる』河出書房新社
*   サインは、他1冊まで。

[問い合わせ先] オリオン書房ノルテ店 042-522-1231
         HP:http://www.orionshobo.com

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July 05, 2007

7月5日 映画「ファウンテン」

映画「ファウンテン」の試写にお招きいただいたので
いってまいりました。
どんな映画か、というと公式サイトをみていただいたほうが
早いので、こちらを。

http://movies.foxjapan.com/fountain/index.html


つまり、大航海時代のスペイン、現代、そして26世紀の
未来にわたって、永遠の生命を約束する「生命の泉」(ファウンテン)を
めぐる愛のドラマが重層的に重なり合う、という意欲作なのです。
主演がヒュー・ジャックマンであるというのもみどころかな。

映画評は専門家の方にゆずるとして、本当に僕が感じたのは
「ああ、この話は知っている」ということでした。
実はアメリカの西海岸を代表するオルタナテイブな思想家、
ケン・ウイルバーが自分の最愛の妻をガンで亡くしたのち、
自分たちの体験をつづったような本があるのです。
それは翻訳も出ている「ワン・テイスト」。
古今東西のあらゆる宗教、思想を統合した(と主張する)
ウイルバーが、目の前の死に行く妻を前に
混乱し、怒り、そしてありとあらゆる手を尽くして、それこそ
代替医療も先端科学も使って妻に迫る「死」と向かいあい
格闘し、その意味を考えてゆく姿が克明に描かれます。
科学の最先端をゆく知識人がなお、死を受け入れることが
できずに格闘するという姿がぴったりとオーバーラップするのです。
しかも、26世紀の男は、東洋的な僧服にみをつつみ頭を剃りあげた、そう
まるでカリフォルニアの禅センターにでもいそうな姿で、蓮華座を組んで
宇宙を飛びます。このイメージは本当にウイルバーにもそっくり。

監督は時空を超えた三人の男はひとつの男の三つの面だといっているようですが
僕にはそれはよくわかります。
異端審問の時代の男は死にたいして
宗教と武力という武器で、現代の主人公は先端医療と分子科学という武器で
、そして未来の男はおそらく瞑想と意識変容のテクノロジーで
戦いをいどんでいます。
宗教、戦い(肉体鍛錬)、科学、瞑想や東洋思想というチャンネルは
まさしくアメリカ人が、そして今の先進諸国の人々が
死と向かうときに選ぶ主な方法論ではないでしょうか。

これほどのチャンネルをもっていても「あがき」つづける人間の苦悩。
そしておだやかに死を迎え入れようとする愛する人。
考えれば考えるほど、簡単にはすまない問題が
浮かび上がってくる映画です。

Posted by 鏡リュウジ   |

July 03, 2007

7月3日 はじめての占星術、オリジナルソング試聴できます!

先日ブログでも御紹介した「はじめての占星術」、
青山ブックセンターHMV渋谷店の特設ブースで
試聴できるようになっています。
期間限定なのでお急ぎを(笑)。
ちょっと恥ずかしいのですが
じんわりしみいるいい曲だと思っています。

Hajihoshi_music_box_1

また毎月のヴィレッジブックスのサイト内での
「誕生日でわかる性格事典」も更新されています。
ぜひチェックを!http://bloom.villagebooks.co.jp/column/birthday/index.shtml

Posted by 鏡リュウジ   |