9月18日 古版タロット、入手
連休はいかがお過ごしでしたか?
ぼくは講座があったり、その流れで
占星術研究家のいけだ笑みさん、芳垣宗久さんらと
ひさびさに会食。
真摯に占星術に向き合っている方々にあって、
刺激を受けてうれしくなりました。
ほんと、みなさんよく勉強していらっしゃいますね。
またその前には、あえてお名前をだしませんが
ある占星術家とも会食。
その正直で真摯な姿勢に感銘を受けました。
ぼくが占星術を勉強始めたころから
すると隔世の感がありますね。
同好の仲間と話すのは本当に楽しいです。
さて、またしても好事家趣味がこうじて
無駄遣い(?)しちゃいました。
みなさん、エッテイラ(エティヤ)という人をご存知ですか?
18世紀末にタロット=エジプト起源説を唱えた
ジェブランの影響を受け、まったくオリジナルな
エジプト風の独自のタロットを作った人物。
史上初めての職業的なタロット占い師だともいわれています。
旧約聖書の創世記を独自にタロットと対応させた彼のデッキは
順序も絵柄も通常のものとはまったく異なっていますが
その美しい絵柄から復刻版がいくつかの会社から出ていて
今でも広く流通しています。
しかし、ぼくは18世紀末ごろに出版されていた
オリジナルに近いものを発見して、入手しちゃったんです。
といっても、それからはずいぶんたってはいますが。
たぶん19世紀半ばから後半のものでしょう。(散逸したもので
年代は書いていないので確証は得られませんが。
古書店では19世紀のものだといっていました)
しかも残念ながら揃いではなく18枚しか残っていません。
でもほら美しいでしょう?
『タロット こころの図像学』で書いたとおり、
あるいは伊泉龍一さんの『タロット大全』に詳しいように
いまではタロットのエジプト起源説を支持するまともな
研究家はだれもいません。
しかし、18世紀末に起こったアナクロニズム(時代錯誤)が
豊かなタロットの伝統を生み出したのは確かなのです。
またさらに一歩進めると、以前にも書いたように
話題の多い歴史学者M.バナールの『黒いアテナ』などを援用すれば、
タロットエジプト起源説などの一種の「トンデモ説」が
生まれる背景として、進歩史観に突き動かされる以前の
ヨーロッパにあたりまえのように連綿として存在していた
エジプト、アフリカへの崇敬の残響がある、ということに
なるのかもしれません。
この美しいカードに直接触れながら、
ぼくはそんなことにも夢想を広げてしまうのです。

















