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February 29, 2008

2月29日 植物の魂と魔法

今日はまた、うちの
書籍コレクションから1冊ご紹介。

1892年に第2版としてロンドンで
出版された『Plants Lore,Legend and Lyrics』
著者はリチャード・フォークナードという人物です。

19世紀末に出版されたものとは
思えないほど状態はいいのですが、
装丁は最近、やり直されたのでしょう。
中身はもちろん、植物にまつわる神話や伝承の集成です。
樹木やハーブ、花にまつわる伝承といえば、
まさに魔法の宝庫

ぼくたちは植物を単にモノとして見がちですが
フォークロアの世界においては植物には植物の魂があり、
それをめぐって数え切れない伝承が生まれてきました。
植物にはスピリットが宿っていると人々は想像し、
それを感知していたわけです。
あまり科学的とはいえない
フラワー・リメデイなどに注目が集まったり、
アロマセラピーや森林浴などが必要とされているのは、
まさしくそうした伝承を支えてきた感覚が
いまだ、生きていることの証拠でしょう。

また植物が自然界の生態系を支えていることは
まぎれもない事実なのですから。

さて、例によってこの本をぱらぱらめくり、
占星術家としてもっとも興味深いものは
「植物と惑星」という項目。
17世紀の占星術家であり薬草療法で有名な
カルペパーの説などをきちんと引用してあります。
また1640年に出た「卓越した庭師」という本からの引用では
さまざまな作物にとって適切な種まき、
植え替えの時期などが示されています。
たとえばキャベツは2、3、4月の、
下弦の月のときに種をまくべきで
植え替えもまた月が欠けているときがよいのだとか。

さらに魔女にまつわるさまざまな植物の伝承などもあり、
読んでいて楽しい。

写真はこのなかの1ページから。

080229

こんな本からの伝承もまた
記事などで紹介していきますね。

Posted by 鏡リュウジ  書籍・雑誌 |

February 19, 2008

2月19日 オリジナル・タロット発売!

昨日の名越康文先生との対談は
実に、スリリングでした。
キャンセル待ちで受講できなかった方はごめんなさい。

名越先生の絶妙なリードに乗せられて、
「アブナイ」発言をしてしまったかも。
久々に熱気につつまれた対談になりました。

それから、携帯サイト「鏡リュウジ☆恋占術」公認の
オリジナル・タロットが発売になっています。
ボックス入りの豪華キットと
スタンダード版の二種類があります。
堀内亜紀さん画による、本格的なもので78枚フルセット

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小アルカナはウエイト=スミス版に依拠した絵札になっているので
イマジネーションも沸きやすいと思います。
今までご紹介しなかったのは、実は限定発売だったため。
携帯サイトの方から購入していただけますが、
残部希少なのでお早めに。

Photo_2

とはいえ、最近、講座にしても告知が遅れてしまってすみません。
告知されたときにはもうキャンセル待ち、
なんてことのないようにしますね。

本当にみなさん、ありがとう!

Posted by 鏡リュウジ  文化・芸術 |

February 18, 2008

2月18日 3時間生放送!BS11

今日の東京はいい天気。
打ち合わせから名越先生との
対談講座(朝日カルチャー新宿)に
出かけるのにも足取りが軽くなりそうです。

さてさて、明日19日なんですが
なんとテレビで3時間生放送です!
BS11という新しい衛星チャンネルで放送されている
「第②ニッポン国 独立宣言」という番組
阿川佐和子さんの司会のもと、荒俣宏さんと
じっくりじっくりと語り合うという番組です。
いわゆるバラエテイではないのでとても楽しみ。
テレビではあるけれど、ちょっと深いところまで
話せるのではと思っています。
ぜひご覧ください。
http://www.bs11.jp/?action_public_pgm_detail=true&cid=1&pid=113

それから、ちょっとうれしいお知らせ。
ご好評をいただいている『星のワークブック』(講談社)
またまた重版になりました。
付録のCD-ROMで簡単にホロスコープが作成でき、さらに
自分で自分の星を読むことができる、というもの。
角田光代さんとの対談形式でホロスコープ講座を
展開しているのでこれもわかりやすいのだと思います。

さらに、求人情報誌anのサイトにもインタビューが
掲載されているのでごらんください。
http://regular-shigoto.weban.jp/contents/tensyoku/vol08a.html

Posted by 鏡リュウジ   |

February 13, 2008

2月13日 St.ヴァレンタイン

ヴァレンタインデイですね!
携帯サイトでもほかの記事でも
ヴァレンタインの恋の作戦についていろいろやっていますが
みなさん参考にしてもらえましたか?

最近では男性が自分でチョコをかったり
(大手百貨店の紳士もの売り場でも
高級チョコの売り場ができたとか)
女の子同士でチョコをあげたり、
自分に、ふだんでは買わないような贅沢なチョコを買ったり、
なんてこともあるよう。
いろんな楽しみ方があるんですね。

考えてみたらキリスト教の聖者ヴァレンタインにちなんだ
この日が恋の記念日になったというのは不思議な話。
その起源をたどると、キリスト教よりも古い時代から
恋の祝日としてこの日があったという説も。
なんでもヨーロッパでは、春を前に小鳥たちがはじめて
カップルになるのがこの日だという言い伝えもあるそうです。
それに、ヴァレンタインは恋占いにいいという説もあります。
みなさんも、ぜひ試してみて。

そうそう、今年も気が早いところで
すでにぼくもいくつかプレゼントをいただきました。
甘いものがだんだん苦手になってきている
(といってもうまいショコラや和菓子は好き…
というわがままぶりですが)
僕のことを気遣って、蜂蜜やらワイン、シャンパンなどなど。
ほんと、みなさん、ありがとうございます。
またヴァレンタイン用かどうかわからないのですが
タロットポーチを下さった方も。
外側だけみると刺繍でただの☆が
縫われているだけに見えるのですが、
なんと、内側をのぞくと!そこには惑星記号の刺繍が!
びっくりしました。裏地に凝るとはなかなかイキですね!

ではでは、よいヴァレンタインを!

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |

February 12, 2008

2月12日 運命の心理学

寒い日が続きますがみなさん、お元気ですか?
風邪やインフルエンザが流行していますから
ほんと、気をつけて。

さて、僕はこの三連休のなかの1日、静岡にいってまいりました。
朝日テレビカルチャーセンター主催の講座と
静岡在住の占星術家・杜香里先生主催の
もう少しプライベートな講座の2本立て。
二つとも大盛況で、サイン会では行列の最後の方には1時間ほど
待っていただくことになり申し訳なく思っておりました。
一人で泊まったホテルでは、鉄板焼きのカウンターで料理人の方と
楽しくお話したり、マネージャーさんからお勧めの静岡名物、
うなぎのお店を教えていただいたりで心温まるひと時。
翌日、快晴の空の下見た富士山は最高でしたね。

さてそんななか、講座がまたいくつかあります。
もはやホームグラウンドともなった
朝日カルチャー新宿では、TVでもおなじみ、精神科医の
名越康文先生と対談で「運命の心理学」2月18日です。
科学たろうと苦闘してきた心理学では、
基本的に「運命」の存在を扱うことはできません。
しかし臨床現場においては、人が運命的なものを
実感してしまうことは、これもまた否定できない。
ぼくもこれまでごく私的なところで臨床心理学者の方などには
「きみらはいいね、運命とか表立って言えるんだものねえ」などと
ため息をつかれたこともあります。
運命論を文字通りにとるとトンデモない迷信に落ち込む。
けれども、科学的たろうとして運命を排除して語ろうとすると
何かがたりない気がする

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そのあわいについて、お話をしていきたいと思っています。
名越先生にはこれまで何度かお会いしているのですが、
テレビで拝見するソフトな印象もそのままに、しかし、
心理の深いところまで察知しておられる方だと感じています。
不思議な人の縁などについてお話を伺うつもりです。
ジェイムズ・ヒルマンの『魂のコード』や
リズ・グリーンの著書なども参考にしながら
お話を進めていきたいとおもっています。
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0801koza/A0101.html#

また名古屋でのNHK文化センターでは
メナードと共催での講座が。
こちらは残席が少ないとのことでお申し込みはお早めに。
スケジュールは2月23日
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_456585.html

Posted by 鏡リュウジ  文化・芸術 |

February 04, 2008

2月4日 ダイモン

ひさかたの大雪でしたね。
いかがお過ごしでしたか?
僕のほうはまた連日いろいろ動き回っておりまして。
『占星術殺人事件』で衝撃的なデビューを飾られて以来、
ミステリ界を牽引されておられる島田荘司先生を
ご紹介いただき(占星術仲間の水谷さん経由)会食。
とても雰囲気のある方で楽しくお話をさせていただきました。
久方ぶりに訪れたピアノバーでのひととき。

また一足先に映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
見せていただきました。
人気ファンタジーの映画化でとても楽しめるものでしたが
原作にもあるとおりこの物語では「ダイモン」が活躍します。
この作品のなかでは、人間にはそれぞれ一人(というか一体)
ずつ動物の姿をした守護霊がそばにいることになっており、
子供の時代にはその守護霊が自由にさまざま
姿をとることが可能だということになっています。
動物の姿をとった守護霊というと、現代によみがえった
ネオ・シャーマニズムの「パワーアニマル」を連想させますが、
ここでダイモンという古式ゆかしい言葉を
採用しているところがぼくにはうれしい。
ダイモンというと「デーモン」(悪霊)の
語源になった言葉ですがもともとは「神霊」とでも
訳すべきものでギリシャではソクラテスが
ダイモンの声を聞いていた、というのが有名です。
ダイモンは運命ともほとんど同義となっており、
ルネサンスのころには惑星のダイモンを
召還する魔術が盛んになりました。
現代の心理学ではダイモンは遺伝や環境には
簡単に還元できない「内なる声」をあらわすものとして
再評価しようとする動きがありました。
拙訳『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン)は
その代表的な著作です。
この映画がきっかけになって
ダイモンにふたたび注目が当たればいいな、
などと僕は考えています。

Posted by 鏡リュウジ  映画・テレビ |