2月4日 ダイモン
ひさかたの大雪でしたね。
いかがお過ごしでしたか?
僕のほうはまた連日いろいろ動き回っておりまして。
『占星術殺人事件』で衝撃的なデビューを飾られて以来、
ミステリ界を牽引されておられる島田荘司先生を
ご紹介いただき(占星術仲間の水谷さん経由)会食。
とても雰囲気のある方で楽しくお話をさせていただきました。
久方ぶりに訪れたピアノバーでのひととき。
また一足先に映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』を
見せていただきました。
人気ファンタジーの映画化でとても楽しめるものでしたが
原作にもあるとおりこの物語では「ダイモン」が活躍します。
この作品のなかでは、人間にはそれぞれ一人(というか一体)
ずつ動物の姿をした守護霊がそばにいることになっており、
子供の時代にはその守護霊が自由にさまざま
姿をとることが可能だということになっています。
動物の姿をとった守護霊というと、現代によみがえった
ネオ・シャーマニズムの「パワーアニマル」を連想させますが、
ここでダイモンという古式ゆかしい言葉を
採用しているところがぼくにはうれしい。
ダイモンというと「デーモン」(悪霊)の
語源になった言葉ですがもともとは「神霊」とでも
訳すべきものでギリシャではソクラテスが
ダイモンの声を聞いていた、というのが有名です。
ダイモンは運命ともほとんど同義となっており、
ルネサンスのころには惑星のダイモンを
召還する魔術が盛んになりました。
現代の心理学ではダイモンは遺伝や環境には
簡単に還元できない「内なる声」をあらわすものとして
再評価しようとする動きがありました。
拙訳『魂のコード』(ジェイムズ・ヒルマン)は
その代表的な著作です。
この映画がきっかけになって
ダイモンにふたたび注目が当たればいいな、
などと僕は考えています。
















