6月23日 星座に見る福音
今日はすごい雨。
地震の被災地の方にこれ以上被害がないといいのですが。
できることなら、少しでも
何かのかたちで義捐金なり応援したいと思っています。
さて、そんな雨のなか、書棚を整理していたら
買っておいただけになっていた本が出てきて
「ほお」と、ページをめくっております。
これはなかなかの「珍本」。
それは『星座に見る福音』(日本協会新報社)。
編著者は関栄二さんというクリスチャンの方のよう。
J.サイス博士という方のThe Gospel in the Starsという
本が種本らしいのですが、なんとなんと、
夜空の星座には、キリスト教の福音のメッセージが
こめられているというのです。
たとえば、おとめ座は「女のすえから生まれるメシヤ」
美しい処女マリヤの姿。
左手のα星スピカは「小麦の穂」を意味し、
メシヤは偉大なものを生み出す種であること。
右手の枝は、イスラエルの系図の
「木から出るメシヤを示す」。
ケンタウルス座は「神と人の性質のメシヤ」である、
といった記述が続きます。
また、聖書のさまざまな箇所をひき、
夜空が福音の隠されたメッセージである
という主張が繰り広げられるのです。
偶像を禁止するユダヤ-キリスト教のなかで
こんなのありなのだろうか。
もちろん、キリスト教の立場から書かれていますから
星座を「福音」とみる一方で占星術を執拗に弾劾するという
苦しい記述も含まれています。
これは信仰の問題ですから、仕方ありません。
また天文学の歴史については、
エジプトのデンデラ神殿の星座図を
紀元前1千年も前のものだとする古い説を援用するなど
誤認も散見されます。(実際にはローマ時代のものです)
しかし、それにしても、
星の世界にこうした神の計画を投影してみるという、
イマジネーションの飛翔には感服せざるを得ません。
トンデモ本としてみるもよし、
キリスト教のユニークな展開とみるもよし、
興味深い本であることは間違いない。
いずれにしても、星座のイメージの、
喚起力の大きさに改めて驚かされる本なのです。
















