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October 21, 2008

10月21日 季節ワーカー?

毎年のこの季節がやってきました。
なんだか自分では「季節ワーカー」なんて言っているのですが
ぼくのような仕事は秋から年末にかけてが、毎年忙しい。
だいたい、「来年の運勢」特集なんてのを
組んでくださる雑誌が増えると、
今頃から準備に追われるんですよね。
さらにイベントや講座も「学問の秋」から
「クリスマス」ということで増えます。
占い師も走る師走、なんて笑い話。

そんなわけでこのところ、本もなかなか読めません。
先日届いた、このジャンルでは唯一といってもいい学術誌
「カルチャー・アンド・コスモス」(culture and cosmos)には
面白そうな論文がたくさんあるのに
これも読めないままに。
ひとつ、運命について考えているときに
参考になりそうなのはヘレニズム期にさかんであった
「アガト・ダイモン」「アガト・テユケー」
(よき神霊、よき運の神格化)崇拝と
ホロスコープのなかの「パート」との関係。
これはぜひ読まねば。

というのも……。

最近、乙女座土星のせいか考えているのは、
「こころの時代」から「社会の時代」への急展開です。
昨今の『蟹工船』ブームにみられるような、
不遇は「社会のせい」という視点と
これまでのような心理的視点の拮抗のただなかにある、
「実存」をどんなふうにキープするようにすればいいのか、
そんなことを考えています。

そのときに浮かび上がってくるのは「運」という概念。
このブログでは詳しくは書けないけれど、
社会学者ギデンズがいみじくもいったように、
近代後期にこそ、運命の存在が強く意識される。
そのときに、占星術家としては歴史のなかからヒントとして
いかに運命の感覚が語られてきたのかを探ってゆくことも
占い方の方法論の研究ばかりではなく重要なことかと考えています。
さきのような論文には直接ではないもののヒントはありそう。
そこからつかみだされたサバイブのための知恵のようなものも
携帯サイトや占いサイト、さまざまなメデイアでの
コンテンツのなかに反映ささせていければいいな、とは思っています。

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |