2月20日 マイバースデイなひと時
説話社さんから出していただいた『あなたの星座と運命』。
その刊行を祝して、説話社の酒井社長をはじめ
編集、販売の方にごちそうになりました。
場所は池袋の老舗のイタリアン。
なんでも浅野八郎先生の行きつけのお店だということです。
浅野さんといえばフランス通だと思っていたので
イタリアンがお好き、というのは
ちょっと意外でしたがお料理のほうは素晴らしい。
とくにパスタ。菜の花とドライトマト、あさりの
シンプルなボンゴレだったのですがこれが素晴らしい。
最近のこじゃれた薄味の味付けではなく、
老舗らしいどっしりとパワフルな塩、しかし深みのある出汁。
これぞ伝統の味、という感じ。ごちそうさまでした。
なんて言いながら、話題はかつてのマイバースデイのことに。
中学生の頃に、友達のお姉さんに
少女向け占い専門誌の存在を教えられてから毎月買っていました。
一番のお目当ては今は亡き、ルル・ラブア先生の
ホロスコープ入門のページ。
子供向けとはいえ、かなり本格的な内容で今でも十分、
通用する内容です。それからリリカルな記事や付録も楽しかったですね。
エミール先生の「フェアリー占いカード」はアイルランド、
スコットランドの妖精伝説を素材にした占いカードなんて、
英国のフォークロアに興味をもつきっかけのひとつになりました。
ただ、なんといっても困ったのはその表紙。
ザ・少女漫画といっていい、まつざきあけみ先生の、
お目目に星がキラキラ、ラファエロ前派もびっくりの
女の子イラストでしたから、書店で買うのが恥ずかしくて恥ずかしくて。
どうにかして、この表紙だけはやめてほしい、と思っていました。
今にして思えば純情でした。
今から思うと、あのキラキラの絵は貴重な時代の証人だと思うんですが。
さらに思い出に残っているのは、件のまつざきあけみ先生画による
78枚フルセットの付録タロット。
二号にわけて付録がついていたんですが78枚、描き下ろし。
しかも小アルカナもマルセーユ的な(トランプ的な)数札ではなく
ウエイト=スミス版を下敷きにした総絵札。
超ミニサイズのデッキで、サイズもユニークだし、
もし今でも残っていたら、
フランスの「MANGA」ブームの影響もあって、
世界でもお宝として取引されるんじゃないかなあと思います。
うちももうないだろうな。
それにしても
こういうニッチな雑誌が当時は
毎月30万部も売れていたとのこと。
いまのほとんどの女性誌よりもずっと多い数です。
考えたらすごい時代だったんだなあ・・・。
背伸びして澁澤龍彦やサンリオのファンタジー文庫、
松岡正剛さんの編集の「遊」バックナンバーなどを読みながら、
マイバースデイの企画を喜んでいた10代。
ずいぶん変な子供だったと今でも思いますし
恥ずかしいーーーという気持ちもありますが
どういったって、そういう子ども時代の経験が
いまの自分につながっているのですから仕方ありませんね。
そんな思い出話に花を咲かせながら、
これからの占いカルチャーの進む道などについても
いろいろお話できました。素敵なひと時でした。
そうそう、今、雑誌「クレア」は占い特集。
ぼくは女神の神話をベースにした占星術を展開しています。
こちらもチェックを。
イラストは、マルチな活躍をされているキュートな才媛、
D[d:]さんの描きおろし力作。
じっくり楽しんでくださいね。
Posted by 鏡リュウジ | 固定リンク






















