« February 2009 | Main | April 2009 »

March 30, 2009

3月30日 お花見の季節

お花見の季節がやってきましたね。
僕は週末、母校のICUでの同窓会に出席しました。
ICUは桜の名所でもあります。
以前、ブログでもご報告したように
今回、わが同窓会からDAY(distinguished almnai of the year)
という賞をいただき、その授賞式にも参加してきました。
ほかの受賞者のみなさまは社会的にも
実に立派なことをなされた方ばかりで、
本当に社会のための「地の塩」となっておられる方ばかり。
ぼくなんかは本当に「特別枠」かとは思うのですが
なによりも占星術というマージナルな世界を
認めていただいたうちの大学の懐の深さに
感激しておりました。

写真:ICUの桜

090330_2 

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |

March 27, 2009

3月27日 マギー・ハイドさんのこと

もう20年ほども続いている毎年の英国詣。
大学生のころの短期留学からはじまり、
(といっても本当に1ヶ月ちょっとですが)
毎年のように英国占星術教会の年次大会やそのほかのセミナーに訪れ、
更に雑誌やテレビの取材を含めると、何度イギリスにいったことでしょうか。

最近では、ぼくのお気に入りのスポットをご紹介した
LaLa TVの番組をご覧いただけた方もいるでしょう。
その番組をご覧いただいた方なら、僕が英語で占星術に関して
発表したシーンを覚えてくださっているのではないでしょうか。
その発表の場は、Company of Astrologersの水曜セミナー。
英国占星術の重鎮ジェフリー・コーネリアス氏、
マギー・ハイド氏を中心とする占星術家のグループです。

マギーさんとはもう20年近い友人。
その著書『ユングと占星術』を翻訳紹介させていただいたこともあり、
公私にわたって交友を続けさせていただいています。
ぼくと関心事も非常に近く、英国の占星術家のなかでも
もっともぼくとは密にかかわらせていただいている人です。
イギリスにいくたびにご自宅に泊めていただき、
夜を徹して語り合うことが本当に毎年の楽しみになっているのです。

そんなマギーさんとマギーさんの友人たちの一流の占星術家たちからなる
「メデイアコスミック」との新しいサイトが立ち上がりました。
日本におけるプロデュースはぼく。
ホラリー、コンポジットなどの技術を駆使して
あなたにアドバイスをする非常にパワフルなサイトです。
ぜひご覧ください。
サイトはこちら

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |

March 17, 2009

3月17日 ベランダねぎ

ガーデニングといえばイギリスですよね。
ぼくのイギリスでの占星術仲間や先生は皆、庭仕事が大好き。
薔薇の花を育てたりするのが自慢、という人がたくさんいます。

でも、昨今の大不況の影響もあり、
最近ではイギリスでは観賞用の植物だけではなく
家庭菜園を楽しむ人も増えているのだとか。
ハーブだけではなく、実際に食べられる
野菜を育てるのがブームだそう。
それにならったわけではないけれど、
うちのベランダにもローズマリーやローリエにならんで
ちょっとしたネギのプランターも
これはうちに遊びにきてくれた近所の人が
遊んでやっていってくれたもの。
長ネギの切り落とした根元を
あまっていた鉢にぐさっとさしておいてくれたのです。

するとそこからまた葉っぱが伸びてきて、こんなかんじ。

090317

これでも結構切ってつかっているんですよ。

薬味にちょっとだけ使いたいときって、ありますよね。
そんなとき、とっても便利なんです。

人参だとかカイワレもうまく再生できます。
やってみてはいかが。
マイバースデイのページでは僕が料理の腕を披露していますから、ごらんください。
http://mbhappy.com/topic.php?topic_id=MBTO00000234&page_no=1

そうそう、いま発売中の「フラウ」ではアジエンスとタイアップで
髪のシンボリズムについてエッセイを書いています。
よかったらごらんくださいね。

Posted by 鏡リュウジ  日記・コラム・つぶやき |

March 13, 2009

3月13日 「恋極星」いよいよ、公開。戸田恵梨香さんと共演!?

以前にもお話しましたが、なんと鏡リュウジ、
スクリーンデビューしちゃいました(笑)。
このホワイトディに公開される映画、恋極星」
「鏡リュウジ」役でちらっと友情出演。
いったい何やってんだか、と言わないでください。
星をめぐるロマンチックな純愛物語です。

「流星の絆」でも大ブレイクの戸田恵梨香さん、
いま大注目の若手俳優、加藤和樹さん、
若葉竜也さん主演のラブストーリー。
星と主人公の気持ちが「奇跡」を起こします。

明日14日の初日は、ぼくも舞台挨拶に登壇
都内の5つの劇場をキャラバンしますので、もしお会いできたら!
なお、この作品にはぼくの携帯サイト、
「鏡リュウジ 恋占術」も出てきますよ。

詳しくはこちら http://www.koikyoku.com/index.html

Posted by 鏡リュウジ  映画・テレビ |

March 10, 2009

3月10日 春の講座のお知らせ

いよいよ春ですね。
この春はセミナーなどが続いています。
空席がありそうなものをご紹介しますね。
(ほかにもあるのですが、すみません、キャンセル待ちだそうです)

NHK文化センター青山  「日食の占星術」3月18日
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_472386.html

今年は世界天文年であるのと同時に日食の年。
占星術のなかでも重要なテーマである食とノードについて
その解釈の歴史と実例を交えてご紹介していきます。

090310

3月30日 日本トランスパーソナル学会主催イベント
「ファンタジーと変性意識体験」

http://transpersonal.jp/archives/503

海外から講師を招いてのセミナーが諸事情で
中止になったこともあり、急きょ開催が決定したセミナーです。
作家の田口ランデイ氏、人類学者の蛭川立氏、
司会に会長・諸富祥彦氏とともに神話的意識が
どのように展開されているのか、
どんな意味をもっているのかを考えていきます。

4月12日 仙台でのセミナー
http://www.fleur-alchemilla.jp/special.html

仙台でのはじめてのセミナー。
占星術に関心がある方のために
ホロスコープ解釈の第一歩をご紹介。
仙台のみなさま、ぜひお会いしましょう!

4月18日 朝日カルチャーセンター京都 「日食の占星術」
http://www.asahi-culture.co.jp/cgi-bin/lecturetable.cgi?mode=info&id=2009010562

こちらも日食のシンボリズムを紹介します。
古典的なテキストからその心理学的な意味にいたるまで。

うーん、こうしてみるとあわただしい。がんばりますーー!

Posted by 鏡リュウジ  文化・芸術 |

March 09, 2009

3月9日 クロウリーが歌う海王星への賛歌

20世紀最大の魔術師、ともいわれるアレイスター・クロウリー
占いの世界では、あの「トートのタロット」の
製作者としても知られています。
詩的な才能と伝統的なキリスト教への強烈な批判で知られる
鬼才、クロウリーはいまでも多くの人々に強い影響を与えています。
そのクロウリーが占星術の教科書を
書いていることはご存じだったでしょうか。
1927年、30年に、アメリカの著名な
占星術家エヴァンジェリン・アダムスの名前で出版された
本が実はクロウリーのテキストだったのです。
今ではクロウリーの衣鉢を継ぐOTO(東方聖堂騎士団)が、
詳細な注釈を付けたかたちで復刻していますし、
また、以前にはクロウリーの伝記も書いているジョン・サイモンズが
編集してペーパーバックでも出ていました。
(こっちはずいぶん前に買っているんですが
本の山のなかでどこにあるんだか…)

Neptune_2 

今回、海王星のシンボリズムについての講座を
やらせていただくにあたり改めて
このテキストを開いてみると、なんと、美しい……。
海王星のシンボリズムについての
見事で詩的な叙述にぶつかりました。
おりしも、鎌田東二先生主催の「モノ学」シンポジウムにおいて
ロマン主義について発表しなければならなかった
ということもあったのですが
これがみごとにロマン主義そのものを
表わすようなイメージと言葉に満ち満ちていたのです。

クロウリーがこの本を書いた時代には、
まだ冥王星は発見されておらず、海王星が太陽系の
最果ての惑星だとされていました。
(いまでは冥王星が「惑星の定義の制定によって降格」
されたために事実上、海王星はふたたびもっとも遠い
「惑星」となっていますが。)

クロウリーのイメージでは、海王星は太陽ですらが、
星座をつくっているようなほかの星のひとつと同じくらいの
大きさにしかみえない、暗く孤独な空間をまるで
隠者のごとく放浪している天体だということになります。
まるで何百年もの間、星の暗い海のなかで
隠遁の祈りをささげている修道士のような星だ、と。
しかし、その孤独、孤立の中で人をして
夢を見続けさせる何かがある、というのです。
「手の届かぬ貴婦人の前にひざまずく騎士の胸のうちに
きらめく星のような夢ばかりではなく、おとぎの窓から
透かし見える、かすかな夢」のようなものが。
「港にたどり着こうとするのは、海王星の本望ではない。
愛と友情を強く求めてはいても、それを
手にいれてしまうときには海王星はそっと身を引くだろう。
無限のものへの渇きなど、いかにして満足させられるというのか。
海王星は人類の無際限の精神そのもの。
天空ですら、その欲望に対しては狭すぎる。」
ここからはとくに気に入ったので原文で。
He(neptune) knows that Love is un attainable.and so he plays at love. He knows that happiness is beyond his reach, and so he seeks it by a violation of the limits of exsistance.

手に入らないがゆえに愛する。求める。
それがとても大事なこと。
それは、目標が遠いからどこまでやってもきりがない、
という職人のような意識とは違います。
原理的にけして手に入れることはできない。
だからといってニヒリズムに陥るのではなく
この世ならぬ理想であるがゆえに、この世のものと
同一視しないでその面影を追いかけ続ける、というスタンス。
どこか病んでいるような気もしますが、
その病を引き受けることもまた、海王星的な感覚です。

いま、不況の影響もあってすぐに結果の出るような
セルフヘルプ的なものばかりが注目されがちですが、
こういう手に入らないがゆえに美しく
貴重なものへの感性もまた、大事だと思っています。
そして、その病に耽溺もせず、こういう海王星的な領域を
どこかに守る力を養ってゆくことも。

なんだかとりとめない海王星的な戯言でした。

Posted by 鏡リュウジ  文化・芸術 |

March 05, 2009

3月5日 日食の年

今年は数十年ぶりに日本で皆既日食が見られます。
日食は、占星術の世界でも
とても重要なものだと考えられてきました。

占星術の伝統のなかで日食がどんなふうに解釈されてきたのか
あるいは個人のホロスコープのなかでどんな働きをするのか、
プトレマイオスからリリー、錬金術の文献まで
古いテキストをひもといたり、
食のポイントであるドラゴンヘッド(ノード)の解釈を
踏まえながら、いろいろご紹介してゆく講座をします。

カイロンやアカデメイアなどの講座はすぐに
満席になってしまってご迷惑をおかけしましたが、
こちらのほうはまだ席に余裕があるとのこと。

ふるってご参加くださいませ。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_472386.html

090305_2

▲緑の獅子に食われる太陽。
錬金術の重要なシンボル。

Posted by 鏡リュウジ  文化・芸術 |

March 02, 2009

3月2日 ソーラーリターン

今日はぼくの誕生日でございます。
週末に親しい友人たちがパーティをしてくれました。
誕生日の近い魚座の3人を囲んで、というかたちで。

いくつになっても誕生日というのはいいものですね。
プレゼントまでたくさんいただいて。
占星術の世界では誕生日は「ソーラー・リターン」といいます。
年に1度、ホロスコープの出生時の位置に太陽が戻ってくるときで
この瞬間の星の配置がその1年を象徴するというわけ。
これは少なくともルネサンス時代には広く行われていた技法です。
今年のリターンチャートでは天王星が天頂に、
土星がICにぴたり合で
仕事の面での変化と自分のプライベートなところの
おり合わせといったことが課題としてでてくるのかなあと思っています。
軸の上に強い天体が乗っていて、何か色々ありそうでわくわく。
みなさんにもいいことがたくさんありますように。

090302

Posted by 鏡リュウジ   |