5月15日 ストリート占い師ユニットくんたちに先輩面する一夜
ごく最近、
「こんなサイトみつけた!」と知人から教えられたのがこちら。
http://ameblo.jp/notforsale-blog/
20代の男子で構成される「ストリート占い師ユニット」。
その名も「NOT FOR SALE」。
NOT FOR SALE→売らない→占い
……ここで固まること数十秒。
なんじゃそりゃ(!)しかも、歌まで出しているという……。
占星学ナメとんのか!
新手のナンパの手段くらいに使ってたら承知せんぞ、という気持ち半分、
時代も変わったなあ、自分ももはや「若手」とはいえないし
これ食っていくには後輩たちに支えてもらわないといかん、
という弱気な気持ち半分で雑誌MISTYにおぜん立てしていただき、座談会に参加してきました。
黒のテーマカラーで決めた彼らは、
雰囲気もごく普通のさわやかな若者たち。
以前は占い好きな男子といえば、まあ、ぼくも含めてオタク的なモテないオーラを出していると相場が決まっておりましたが(失礼!)、なんとまあ。
占いをするということに後ろめたさやコンプレックスがみじんもありません。
自分たちの知識量を披露することで相手を圧倒しようとしたり、肩ひじはることもなくごくごく自然体。
そこから話をしだしてみると、これが面白いやつらでした。
占いの世界とひょんなことからかかわったリーダーのJUNOさんは、どこか暗いイメージのあった占いをポップカルチャーのひとつとして表現できないかと考えて、今のようなスタイルを作り出したんだそう。
MCやVJもメンバーにはいて、クラブシーンのなかで占い的な要素を表現したり、クライアントを前に占う時も、同時に何人かでかけあい、即興的に言葉を紡ぎながらメッセージを届けていく、というスタイル。
こういうと、占いの知識は半端なんじゃないかと思われがちですが、初期のころの僕の本もきちんと読んでくれているし、ちゃんと勉強していることもよくわかりました。
あまりに楽しかったので、そのまま編集部スタッフも一緒に二次会へ。
第二部はさらにヒートアップ。
宮台真司さんや東浩紀さんの話になり、オタクカルチャーは日本のものとして海外にも発信されているのにこれだけマーケットがある占いが、そうしたものとして論じられないのはなぜか、といった想いがある、というJUNOさんの一言から、話は思いがけず、ギデンズを含めた社会学や思想といった方向へ。
この展開にはびっくりしました。日本の占いの業界の変遷などについても、語り合い朝3時まで。
まるで大学のゼミのような雰囲気で盛り上がってしまいました。
占い師が集まると細かく不毛な技法論や、下手をするとゴシップ、ときにはあまりにもニューエイジ的なフワフワした話だけに終止して発展性がないことが多いのですが、心地よく建設的な話に花が咲きました。
僕も先輩面できて、すごく気持ちよかった。オジサンの話を聞いてくれてありがとう。
(実は先日、某国立大学で宗教学を専攻したいという学生さんとお会いした折、あまりに何も知らないことに驚愕したことがあって、よけいに話が通じることに喜びを感じたんですね。)
なんだか時代は変わりました。
自分で気がついたんですが16歳のころに雑誌で書き始めてから、はや25年。
芸能界なら、大パーテイでもやるところです。笑。
こういう人たちが出てきたということで、僕はもっときちんとした大人の仕事をしなければいけないんだなあ、と感じています。
なお、この座談会は6月発売のMISTYに掲載されます。
要チェックです!
Posted by 鏡リュウジ 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
















