8月6日 サマセットの魔女、決定
魔女伝説が残り、そして現代のリアルな魔女運動の発祥の地でもあるイギリス。
エコロジカル、フェミニズムとしての現代の魔女運動にかんしては、
拙著『鏡リュウジの魔女入門』などでも詳しくご紹介していますが
魔女をモチーフにした観光地もイギリスにはあります。
サマセットのウーキー・ホールというところ。
http://www.wookey.co.uk/witch.htm
石器時代人の居住地だったという洞窟で、
そこにはかつて悪い魔女がすんでいたとか。
グラストンベリーの僧侶が法力でその魔女を調伏して
石に変えてしまった、という伝説が残っています。
その石も実際に見ることができますよ。
(まるで日本の殺生石の伝説みたいですね。)
ここは現在、子供たち向けの一種の観光地、遊園地になっていますが
そこでアトラクションのための「魔女」を募集していたのですが
それが決定した、というニュースが。
もちろん、これは観光のためのものですが・・・。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200907280022.html
大学生のころ、ぼくもウーキー・ホールには一度遊びにいったことがあります。
今は亡きぼくの「魔法」の師匠であったサイモン・フランクリン氏と
その恋人だった女性に、イギリス最大の聖地であるグラストンベリーを
訪問した後で連れて行ってもらった思い出がよみがえってきました。
洞窟のなかはひんやりと冷たく、ちょっと不気味で
なんだか魔女の伝説も信じられるような気がしたりして。
楽しかったなあ。
イギリスには、こんな娯楽のかたちでも
魔法の世界が生きています。
それから、イギリス南西部端のコーンウォールには
魔女博物館もあるんです。
残念ながらここはぼくもまだ訪ねたことはありません。
一度いってみたいなあ。
イギリスの諜報機関に協力して
ナチスのオカルト信仰を調査したセシル・ウイリアムソンが
もともとマン島に作った魔女博物館。
現代魔女運動の祖であるジェラルド・ガードナーと
協力して、イギリスでの魔女禁止令が撤廃された1951年から
何度か場所を変えながら運営されているようです。
ここでいう魔女というのはキリスト教よりも古い、
自然宗教の残存物(と信じられているもの)という意味で
となると、当然、男性の魔女も含まれます。
彼らは日本の神道にも近いような、自然の神々を信仰していたとされます。
そのなかでさまざまな智恵を使っていたわけですが一神教からみると、そうした自然神は悪魔とみなされてしまった、というのです。
ガードナーははるか以前から続く、秘密の魔女カルトを発見したと主張し、
これが今では世界中に広がっているウイッカ、魔女運動のはじまりとなっているのです。
もちろん、ガードナーの主張は疑問視されていますが
しかし、ウイッカやペイガニズムが
大きなスピリチュアリティの流れになっているということは確かです。
一度、この魔女博物館も訪れてみたいなあと思っています。

















