October 07, 2008

10月7日 秋の講座、さらに!題名のない音楽会

もうひとつ、秋の講座のご紹介。
朝日カルチャー新宿で、速水健朗さんと対談をします。
テーマは「自分探しと運命」。
歌謡曲の歴史、ケータイ小説の現状など
若者文化に精通、その評論で知られる速水さんと
若者の「自分探し」にみられるメンタリテイについて
いろいろ語り合ってみたいと思っています。
今回はいつもの象徴研究的な立場の回よりも
かなり生々しい話も出てくるのではないかと。
速水さんの著書については、
ぼくはNHK BSでの『週刊ブックレビュー』でも
とりあげたことがありました。
最近、大注目の書き手の方です。
いろいろな意味でいつもとは一味違う対談になるかと
思いますのでぜひお越しください。
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=32037&userflg=0


そうそう、昨日は「題名のない音楽会」収録でした。
あの歴史あるクラシック音楽の番組です。
子供のころから毎週日曜朝に見ていた番組に
出演できて感激!
え、何をしてきたかって?
もちろん、ゲストで第一バイオリンを…なんてワケはなく
音楽に登場するある数字にまつわる
シンボリズムについてコメントを。
詳しくは放送で。
放送は来年。近くなったらまたお伝えしますね。

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October 06, 2008

10月6日 秋の講座

また告知が遅れてしまいました。

NHK文化センター 青山教室で
今週、講座があります。
二回セットの講座。

「心理占星術への招待」というタイトルでやります。
今回はハウツーだけではなく
心理占星術の誕生の背景などについても考えてゆくつもりです。
まだ残席は少しはあるかと思いますので、ぜひ。
(前回はあっという間に満席になってしまったようでした。
参加できなかった方、申し訳ありません)

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_472386.html

そうそう、大阪の講座にあわせて京都にもいってきました。
久しぶりに鞍馬、貴船を歩いたのですが
小雨ふる秋の山、とてもきれいでした。
貴船神社にある「天の岩舟」の奇石の周辺、
とても幻想的でしょう?

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April 02, 2008

4月2日 社会学者が語る運命感覚

更新が遅れてすみません。
先日届いた英国占星術協会のジャーナルに
中島達弘さんの記事が掲載されていました。
中島さんは現代哲学や心理学にも詳しい占星術家で
何度かイギリスやアメリカでの学会でもお目にかかっています。
氏は知る人ぞ知る俊英。

内容はいかにも中島さんらしい、現代哲学と
冥王星のシンボリズムだったのですが、
そのなかにちょっと気になる記述が。
鮮やかな手つきで社会の枠組みを分析することで知られる、
社会学者のアンソニー・ギデンズ
心理占星術の泰斗であり僕も何冊かその著書を翻訳している
リズ・グリーンを引用しているというのです。
おお、かのギデンズが社会学の立場から
近代後期(成熟社会といってもいいでしょう)における
占星術の立位置を分析しているのか、とあわてて
件の本、Modernity and SelfIdentityを取り寄せてみました。
残念ながら、その箇所は古代社会においては
モイラという運命の女神が神々のなかでも
もっとも古いとされていた、という
神話に詳しい人なら常識的な一節だけだったので
ちょっとがっかりしたのですが、しかしそれでも
ギデンズがグリーンを読んでいるのかと思うと、興味をそそられます。

しかし、それ以上にギデンズが分析している、運命の感覚と
リスク社会化したモダニテイ(近代)の関係

ぼくにはきわめて示唆的でした。
高度に発達した社会のなかにおいてこそ、
運命の感覚は強化されるかもしれない、というのです。
そのロジックについては
詳しくは講座か(たぶん、次回の朝日カルチャーセンター)、
あるいは別なところで語りたいと思います。
最近見たある統計で、若者の間では高学歴なほど
運命やスピリチュアルなものを信じる傾向が強い、
というデータを見たのですが、ギデンズの解釈を援用すれば、
一見、常識に反するこの統計結果も理解できるのかもしれません。

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図版
左、盲目の運命の女神に左右される。
右は明晰な視力をもつ知性の女神が
運命の摂理を知る。彼女がもつ鏡に
天体のシンボルが見られることに注目。
宇宙の摂理を知るためには
規則的な天体の運行が必要、ということか。

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January 31, 2006

1月31日 プラネタリウム

子供のころからプラネタリウムが好きでした。
かつて京都の深草にあった青少年科学センターという
施設で、恐竜の骨格モデルをみたりしたあとに
プラネタリウムを楽しむのがひそかな趣味でした。
学校をサボっていったこともあったなあ。
今から思うと、ちょっとオレって、タルホ的だったりシブサワ的だったりしたじゃん、なんて自己陶酔。(意味わかんない人は、近くの文学好きなオヤジに話きいてね)
で、プラネタリウムでトークショーをすることになりました。
くわしくはこちら。
http://www.ozmall.co.jp/scoop/body.asp?Scoop_ID=6131&Genre_CD=40

これまでにもプラネタリウムで何度かトークショーをさせていただいたことがあるのですが、実は実現までに結構大変なこともありました。というのも
公共の施設でのプラネタリウムは(自治体などがお金を出している
場合には)占星術を扱うのが難しいことが多かったんですよ。
科学教育のためにと血税を使って運営されている施設で占星術などという疑似科学を扱うとはどういうことか、となるわけですから。

これは僕も納得できます。
公共の施設を安易に占星術にしてもほかのどんな思想にしても、
「布教」活動に使われてはたまったものではありません。

かつてプラネタリウムでのトークショーを企画してくださったイベント会社の方から、施設のほうに「断られました」といわれたことも。
けれど、そのときも、自分で出向いてきちんと僕のスタンスをご説明にあがると、納得していただけて使わせていただけました。

占星術を信じるというスタンスとしてではなく、その世界観を語るということならどうでしょうか、と僕は申し上げたんです。

まあ、今回は、サンシャインの施設だということもあってスムーズにコトが運び、ほっと一安心。
星空をみながら、愛の惑星・金星についてのイメージをお話していきます。
明けの明星、宵の明星の女神のイメージはきっと愛の感覚を呼び覚ましてくれるでしょう。
都合のつく方はぜひぜひ、ご参加くださいね。
もしかしたら、なにかプラスアルファの趣向もあるかもしれませんよ。

そうそう、先日恵比寿の占い専門学校アカデメイアでのカイロンの講座にきてくださった方、
ありがとうございました。ひさびさに初心者向けの用語の説明なしでの
講義をすることができて楽しかったです。

聞けば定員オーバーで申し込めなかった方もおおぜいいらっしゃるとのこと。申し訳ありません。
またの機会にぜひ。

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January 19, 2006

1月19日 就任記念

先日お知らせした、平安女学院大学での記念講演
詳細が決まりました。
詳しくは次のホームページで。

http://www.heian.ac.jp/univ/index.html

関西の方はぜひ、ぜひ。

また今月28日には恵比寿の占いと心理の専門学校アカデメイアで
1デイ セミナーを開催します。
カイロンをはじめケンタウロス天体についてです。

さらに、2月には数々のイベントがめじろおし。
忙しくなります!

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January 18, 2006

1月17日 客員教授就任

大、大ニュースです。
大学を離れてひさしかった私、鏡リュウジですが
この春から京都の平安女学院大学の
客員教授に正式に就任いたします。

占星術を真正面から扱った講座を開講。
歴史的現象としてだけではなく
実践的な側面も含めてその世界を講じていく予定です。
これはもちろん、日本では初めての試みですし
世界でも数少ない講座になります。

イギリスのバース大学、ケント大学、アメリカのケプラー・カレッジなどに
つづき、300年ぶりに大学の中に占星術や占いが戻ってきたわけです。
もちろん、大学ですから占い師を養成するわけではありません。
現代の占いの実践やその歴史、世界観などを
考察してゆくつもりです。

占星術の社会的な地位の向上を夢としてきた僕としては
本当にうれしいこと。
その名に恥じないような講義をしていきたいと
思っています。

2月には就任記念講演も行う予定なので
ぜひいらしてください。これは公開講座になります。

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November 25, 2005

11月23日 天空と身体

12月3日に日本トランスパーソナル学会の
連続セミナーのひとつとして講座を行います。
こっちはあまり告知していませんでしたね。
「天空と身体」というテーマで占星術的身体論の
系譜についてお話しする予定です。
時間はたっぷりあるのでいろいろ雑談も含めて
お話していくつもりです。
詳しくはこちら。
http://www.ne.jp/asahi/jta/akss/kouza/kouza_frame.htm

夜空と天空との間にはどんなつながりがあるのでしょうか?
占星術のイマジネーションはどんな身体をイメージしていたのか、
ご紹介していきたいと思います。

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July 21, 2005

7月21日 最近届いた本と資料たち

暑いからと言って少しは勉強もしなくては…
ということで最近届いた資料からいくつかご紹介。
じっくりと読み込めてはいないのですけどね。

book ひとつはW.Hanegraaf編
"Dictionary of Gnosis and Western Esotericism"全2巻です。
電話帳サイズのグノーシス主義と西洋秘教思想の大事典。
古典古代から現代までの、西洋の秘教のことが網羅されている事典です。
編者のハネグラアフ氏は秘教の歴史的研究をリードするアムステルダム大学の教授で
編集に協力しているのは、フランスのアントワーヌ・フェーヴル教授。
アカデミックな意味では現在もっとも信頼できる事典だといっていいのではないでしょうか。

エソテリシズムとは、本来「秘教」という意味で、一般の人々に明かされている教義(顕教)からは隠されている内面的な真理の教えだということになります。
オカルト主義者やユングの影響を受けた人たちは、「秘教」的なものをなんでもひとつの器にいれてしまってその共通項を取り出し「永遠の哲学」を作り上げようとする癖がありますが(僕もその一人ですね)
しかし、そうした方法論は一歩間違うととても危険です。
それはすぐに、「仏教もイスラムも同じことをいっている。宗教の本質は同じだ。
そして、そのことを理解している私は最も正しい」というドグマ主義になってしまいますから。
実際、そういう危ういカルトが一杯ありますよね。
「みんな同じことをいっている」というのは、一見とても寛容にみえますが
しかし、実はとても排他的でもあるのではないでしょうか。
この本の編者は明瞭に、「内面の真理」こそが宗教の本質であるとみなして
歴史性を無視する方法論を否定し、だからこそあえて「西洋の秘教」という
タイトルを選んでいるのです。こうした慎重な姿勢の地道な研究に基づく参照文献があるからこそ僕たちは安心して、さまざまな話題や材料を手にすることができるようになるわけです。

しかし、この厚さ、読破することはできないだろうなあ。
でも、必要なところを拾い読みするだけでも、ずっと楽しめるかな。
まずはAstrologyとかGebelinといった項目を読みますか。
なお、こんな分厚いものは部屋にはおいとけない、と思われる方は
フェーブル教授のコンパクトな入門書が邦訳でも出ていますからそちらをどうぞ。
『エゾテリスム思想 西洋隠秘学の系譜』田中義廣訳 文庫クセジュ。
新書サイズで西洋の秘教の系譜を網羅しています。

dvd01 それからDVDで届いたのは
心理占星術の泰斗リズ・グリーンとユング派の「元型的心理学」の創始者ジェイムズ・ヒルマンの共同セミナーの講演録。
この二人には僕は非常に大きな影響を受けています。
グリーンの『占星学』『サターン』やヒルマンの
『魂のコード』を翻訳したのも僕です。

今年の2月に英国のバース大学で行われたもので
僕もぜひ参加したかったのですがどうしてもスケジュールがあわずに断念したものでした。
それがDVDで録音されています。
残念ながら動画はないのですが面白い図版もたくさん収録されています。
心理学と占星術の双方の立場から、「たましい」の領域に
踏み込んでいくレクチャーはとてもスリリングです。
当然、英語ですし、グリーンさんの英語は
とても聞き取りにくいのがつらいところですが
もし興味があれば、取り寄せてもいいでしょう。
あるいは僕の訳の本もごらんになってください。book02

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July 19, 2005

7月14日 「スターウォーズ」と占星術

朝日カルチャーセンター新宿で講義。
映画における占星術のシンボリズムの現れをみていきました。
メインは「スターウォーズ」
大好きな映画なんですよ。

ルーカスが神話学者ジョセフ・キャンベルの影響を強くうけているために
この映画はほとんどユング心理学の教科書といってもいいほどの、メッセージをはらんでいます。

興味のある方はキャンベルの『神話の力』など
お読みになってみては。

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June 23, 2005

6月22日 大妻女子大での講義

最近、ときどき大学でも授業をさせていただいているのですが
今回は大妻女子大で講義をさせていただきました。

テーマは「占星術の近代」。
占星術の近代における発展とその逆説、という
ちょっと堅いテーマだったんですが
大講堂には300名以上の学生さんが
来てくださいました。

そのあとの懇親会は、ほとんどサイン会状態に。
これから社会に出て行く学生さんたちに
何か刺激になれればいいなあ、と思っています。
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講義のあと、サインする僕

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April 18, 2005

対談

朝日カルチャーセンターで
社会学者の宮台真司先生と対談。

現代社会の「不安」についてお話を伺いました。

不安のあまりに簡単な答えに回収されてしまう現在の状況に
ちょっと不満な気持ちをそのまま吐露することができました。

占星術や占いが簡単すぎる答えではなく、
何か視点をずらしてゆくためのきっかけになれればと思っています。

朝日カルチャーセンター
http://www.asahi-culture.co.jp/index.html

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April 04, 2005

対談講座 日記:4月4日

200504131830551 先週末、4月2日(土)に朝日カルチャーセンター新宿にて加藤秀一先生(明治学院大学教授)と対談講座を行いました。

テーマは「幸せってなに?」。漠然としたタイトルではありますが、50名近い方が聴講してくださいました。加藤先生は社会学、とくにジェンダー論などをご専門にされています。

昨年書店に並んでいた『<恋愛結婚>は何をもたらしたか』(ちくま新書)をたまたま手にした僕は、あまりの面白さに一気に読了、朝日カルチャーの場でご一緒できないかとすぐさま担当さんに電話して加藤先生に連絡をしていただきました。

仕事柄「恋愛」や「結婚」というテーマは、僕には重要なテーマです。「どうしたらいい恋ができますか」とか「恋をつかむには」といったことをテーマに記事を書いたりします。そこには、恋愛や結婚にたいしての疑問がさしはさまれることはほとんどありません。

しかし、一方でヨーロッパでは「恋愛は12世紀の発明品」だということがよく知られています。え?どういうこと?と思われるかもしれませんね。確かに、男女が、あるいは同性が親密な、あるいは性的な感情をもって関係をもつことははるか昔からあるわけですが、そこに与えられる意味合いは時代時代によって大きく変わってきます。

とくに「恋愛結婚」という概念が、国家の成員の再生産に利用されて(あるいはそのために作り上げられた)きた経緯をこの新書は、鮮やかに解き明かしています。そこには、意外なことに「優生学」の思想が入り込んでいたのでした。

占いは、現代社会においては、二つの役割を果たせると思っています。先生とは、「占い」というメデイアで展開されてきた「恋愛」のイメージ、フェミニズムと占いの共通性、欧米のスピリチュアル・フェミニズムの状況などについてお話をさせていただきました。ひとつは、占いというちょっと「非常識」な視点からものを見ることによって、今の「当たり前」だと思われていることを、相対化すること。

でも、その一方ではなく、何かの提言をしてゆくこと。矛盾するかもしれませんが、その両方が大事だと思うのです。

そうそう、加藤先生、とってもスマートで素敵な方でした。ここにあげたのは、先生の新書と、論文集『性現象論』(勁草書房)です。よかったらぜひ。また僕の『鏡リュウジの魔女入門』(柏書房)とあわせて読んでいただくと参考になると思いますよ。女性と魔法と、そして社会のなかでの活動と。難しいけれど、みんなつながっています。

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